2019.02.15.Fri

【業界別】自動温度管理システムの活用方法

当社のクラウド型統合監視記録ソリューション「ACALA」は、飲食店や食品関連業界はもちろん、医療関連や物流・倉庫関連の現場でも活躍しています。こちらでは、さまざまな業界ごとの「ACALA導入による改善点やメリット」をお伝えします。

飲食店(レストラン・ホテルなど)

飲食店において、温度管理は食材の安全性と品質を保つのに最重要な業務です。しかし、とくに手作業でこれを行っている場合は、繁忙時になると人手が足りず、監視や記録が疎かになるケースも少なくありません。実際に食中毒などの問題は、こういった繁忙期に起こることが多いのも事実です。また、スタッフが不在となる夜間に、何らかの問題が発生する可能性も十分に考えられます。こうした点を踏まえると、温度管理の手間を可能な限りなくし、かつ夜間であっても監視や記録ができる環境を整えることが課題として挙げられます。

● 自動温度管理システムで品質と安全性を向上

当社のACALAは、冷蔵庫や冷凍庫の温度監視や記録を自動的に、かつリアルタイムで実施可能。加えて、遠隔からの確認も行えます。営業時間はもちろん、スタッフ不在の夜間であってもシステムによる記録が連続して行われます。また、何らかの問題が発生した場合には、管理者に向けたアラート機能も搭載。より高い安全管理体制が確保できます。また、衛生管理の視点だけでなく、食材の品質維持・向上にも積極的に活用可能です。たとえばワインセラーなど、厳密な温度管理が求められるシチュエーションでも、ACALAは活躍しています。

ホテル・レストランでの導入事例

【株式会社プリンスホテル】

食品関連(食品工場・給食センターなど)

食品工場や給食センターでは、大量の食材を大型の冷蔵・冷凍庫などに保管するケースが多い傾向にあります。しかし、その管理については手作業による定期チェックが中心となっているのが現状です。この場合、記録精度だけでなく、記入漏れをはじめとしたミスが起こるリスクが考えられます。こうした管理簿の信頼性が低い場合、納品先のお客様が監査にやってきた時などは大きな問題になるでしょう。

● 細やかな記録と複数拠点の一括監視

ACALAは温度センサによって取得された計測データを連続して記録するため、記入漏れがなくなるだけでなく、より細かな時間単位でのデータ蓄積が可能です。これにより、温度変化パターンなども取得できるため、様々な視点からの分析にも活用可能。加えて、異常発生時の速やかな検知も実現します。

ACALAはクラウド型システムを採用しているため、管理したい拠点が複数の場合でも、本部で一括監視が可能。問題発生時には、早急に対応できるようになります、また、異常発生時の温度変化パターンの分析から、原因の究明・再発防止にもつながります。

食品関連の導入事例

【タカラ食品工業株式会社】

医療関連

治験薬をはじめとした医療品の保管場所では、温度管理に厳重を要します。なかには高価かつ希少な薬剤が含まる場合も多く、徹底した温度管理が必要です。しかし、夜間などスタッフが少ないタイミングでは、冷蔵庫の温度管理がしっかりなされているかが不安視されます。また、手作業による定期チェックだけでは、信頼性の面で不安が残ると言えるでしょう。

● 連続したデータとアラートによる異常検知

ACALAはセンサで取得した計測データを連続して自動記録するため、何らかの問題が発生した場合でも、原因の究明が可能です。さらに、クラウド型システムを採用しているため、インターネット接続環境さえあれば、管理者がパソコンやタブレット、スマートフォンを使い、遠隔地からの現状確認が行えます。

また、トラブルが発生した場合にはアラートが発報されるため、早急な対応が可能。たとえば、宿直者などに連絡をして、薬剤をいったん退避させるなど対策もスピーディーに行えます。

医療関連の導入事例

【東京女子医科大学東医療センター】

物流・倉庫関連

とくに食品を扱う物流・倉庫関連については、近年HACCPが同業界でも適用されるということもあり、その対応に追われている事業者も多いようです。なかでも重要視されるのが温度管理。冷蔵・冷凍庫内における温度記録をはじめ、運送時の冷蔵庫内温度管理などが大きな課題として挙げられています。

● 品質管理と効率的なオペレーションの実現

ACALAを導入すれば、冷蔵・冷凍庫内の温度管理・記録が自動で行われるようになります。データの精度が高まるとともに、スタッフの労力軽減にもつながるでしょう。また、直近2年間のデータが蓄積されるため、これを分析すればより効率的なオペレーションの作成にも役立ちます。そのほか、設定温度逸脱といった場合に発報されるアラート機能も大きな魅力です。現場で即時対応が求められる大きな倉庫などの場合は、現場でブザー付パトライトを発報させることも有効でしょう。

物流・倉庫関連の導入事例

【物産ロジスティクスソリューションズ株式会社】

まとめ

このように、ACALAは実にさまざまな業界で活躍するクラウド型統合監視記録ソリューションです。今回ご紹介したもの以外では、農業におけるハウス内の温度変化管理・記録などにも活用可能です。医療品にも使用できる精度と、規模にかかわらず導入できる点が多くのお客様より好評を受けておりますので、温度管理・記録でお困りの方は、ぜひ当社までご相談ください。