PRESS RELEASE
2022年7月13日
タイムマシーン株式会社

 

好立地で幅広いターゲット層を狙う「ハイアット プレイス 京都」
高品質なHACCPを実現する温湿度の遠隔監視システム
「ACALA (アカラ)」で食の安全・安心を担保

 

 

 

食品製造業へのIoTサービスの提供を通じて、品質セキュリティの向上を掲げるタイムマシーン株式会社(本社 東京都中央区、代表取締役社長 前田一樹)は、自社開発のIoTセンサを用いた温湿度監視記録システムACALA シリーズを、株式会社エフ・ジェイ ホテルズ(本社 福岡県福岡市博多区、代表取締役社長 清原邦彦)が2022年4月に開業した「ハイアット プレイス 京都」に導入いたしました。

 

ハイアットプレイス京都

 

 

 

HACCPが義務化となって1年が過ぎましたが、事業者ごとにHACCPへの対応方法は様々です。そんな中、エフ・ジェイ ホテルズが運営するハイアット プレイス 京都では、IoT技術を駆使した温湿度の遠隔監視システムを導入することを決めました。

 

従来は、調理スタッフが目視で行なっていた冷蔵庫や冷凍庫の温度、室温湿度の遠隔監視を、高信頼な無線通信式センサを利用してリアルタイムに実現することができます。万が一、温度や湿度に異常が発生した場合はアラートが発報する仕組みを利用することで、食の安全・安心を担保すると同時に、温度管理の不備によるフードロスを回避することが可能です。また、加熱調理や冷却後の食品中心温度についても、システムを利用することで、従来の手書きによる記録から無線通信技術を利用してデジタルで記録を残すことが可能になりました。

 

 

 

<HACCP(ハサップ)>

HACCPとは、「Hazard(危害)」「Analysis(分析)」「Critical(重要)」「Control(管理)」「Point(点)」の5つの単語の頭文字に由来し、NASAが考案した衛生管理手法を発展させたもので、欧米に遅れて日本でも2021年6月から義務化されました。HACCPで、最も重要な要素の1つが食品の温度管理ですが、食品製造現場では人材不足や労務改善が課題となっており、HACCP対応による作業増で現場の負担は更に増すことが懸念されています。当社が提供するシステムは、現場の労務軽減および、人手に寄らない(改ざん不可で)信頼度の高いデータ収集を可能とするため、食品製造に関連する様々な業態で急速に導入が拡大しています。

 

 

■ハイアット プレイス 京都 吉村宅馬支配人のコメント

最新のIoT技術を用いることで食品安全の品質向上を目指すとともに、調理スタッフの労務軽減にも役立てたいと考えています。システムの導入以降、個人ごとの業務習熟度による認識の違いがなくなりスタッフの教育精度も向上しました。従来の手書きの記録表や温度監視にかけていた時間も削減され、空いた時間をお客様が安心してご利用いただける空間とより質の高いサービスを提供するために活用して参ります。

 

■タイムマシーン㈱ 前田一樹代表取締役社長のコメント

異例の早さで梅雨明け宣言が出され記録的な猛暑が予想されますが、ホテル施設内の厨房も少なからず外気の影響を受けます。弊社が保有する統計データからも夏場は冷蔵庫内の平均温度や最高温度が上昇することが分かっており、本格的な夏に向けて、食品の温度管理を徹底し、フードロスを回避、食の安心・安全に貢献できればと思います。

 

 

 

<施設概要>

【名 称】 ハイアット プレイス 京都
【開業日】 2022年4月1日
【所在地】 京都市中京区少将井町240
【アクセス】 京都市営地下鉄烏丸線「丸太町」駅徒歩約1分(地下道6番出口直結)
【客室数】 239室(うちスイート3室)
【経営・運営】 株式会社エフ・ジェイ ホテルズ
【公式Webサイト】 www.hyattplacekyoto.jp

 

 

ハイアットプレイス京都

 

 

 

<ACALA MESHの特徴>

ACALA MESH の温度センサ

 

  • 電波干渉などが問題となるWiFi等とは異なる高信頼性のメッシュ型無線通信技術を利用
  • 温度センサは衛生面に配慮した防水仕様で、次亜塩素酸ナトリウム等による洗浄も可能
  • 食材保管庫の温度だけでなく、加熱殺菌槽などの水温も遠隔監視・自動記録
  • HACCPに必須のセンサの温度校正にも対応
  • 定期的な温度センサの無償交換

 

 

 

 

 

 

<タイムマシーンについて>

当社の主力サービスは、信頼性の高いメッシュ型無線通信技術「SmartMesh IP」を応用した温度管理システムで食品事業者や医療施設に対してサブスクリプション型のSaaSとして現在250社超に提供をしています。当社は、「製造現場における品質セキュリティ向上を実現する」をミッションに掲げ、IoTやAIなどの先端技術を駆使した自動化ツール・サービスの開発・提供を通じて、品質向上に加え、エッセンシャルワーカーの仕事の質を向上させることを目指します。また、SDGsへの積極的な貢献も掲げており、離職率や欠員率の高い食品製造業に潜むワーカーの物理的・精神的負担を取り除くことで働きやすい環境をつくり、その結果、高い付加価値を生み出せる現場づくりが重要だと考えております。

 

 

 

<会社概要>

社名: タイムマシーン株式会社
代表: 代表取締役社長 前田一樹
本社所在地:東京都中央区日本橋人形町1-5-5
URL:https://tmcn.jp/
設立年:2010年2月
資本金:5,000,000円
事業内容:IoTセンサを利用した温度管理システム、およびその他ITサービスの開発・運営

 

 

 

 

 

 

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【補足資料】当社のSDGsに対する取り組み

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タイムマシーンとSDGs

ACALA MESHは、旧来のリニアな製品製造・販売モデルとは一線を画する、PaaS(Product as a Service/製品のサービス化)モデルを採用することで、お客様への提供価値を最大化するとともに、サーキュラーエコノミーを含むSDGsに貢献しています。

★詳細:https://tmcn.jp/sustainability/

 

タイムマシーンとSDGsのかかわり
タイムマシーンとSDGsのかかわり

 

ACALA MESHは人手によらないリアルタイム温度監視によって、フードセーフティやフードロス回避に役立つとともに、現場の作業負担を軽減し、働きやすい環境づくりに貢献、また人手では限界のあった食品の品質セキュリティを飛躍的に向上させます。

 

さらには、メンテナンス不足により冷却力が低下して余分なエネルギーを消費している冷蔵庫が発見されるなど、空調冷熱設備の適切な利用、ひいては無駄なエネルギー消費の抑制にも繋がるでしょう。今後は、蓄積されたデータとAI技術により、空調冷熱設備の故障検知など、新しいサービスの開発と業界の革新を目指して参ります。