2021年7月1日
タイムマシーン株式会社

グランドプリンスホテル高輪でコロナワクチン職域接種を実施
多発するワクチン破棄防止にIoTシステムで温度を自動監視

 

温度管理を自動化するシステムの開発・提供を行うタイムマシーン株式会社(東京都中央区、代表取締役社長 前田一樹)は、グランドプリンスホテル高輪でシティエリアの従業員向けに実施されるコロナワクチン職域接種において、温度の遠隔監視・自動記録システムを提供いたします。

 

温度センサとコロナワクチン
温度センサとコロナワクチン

 

冷凍庫の故障や施設トラブル等による電源消失、また扉の閉め忘れなど管理不備により、保管しているワクチンの温度が上昇してしまうと貴重なワクチンが失活してしまい、接種希望者に投与ができなくなります。当社システムのACALA MESH(アカラ メッシュ)は、冷凍庫内に無線通信式の温度センサを設置、毎分データを自動でクラウドサーバに転送することで、24時間体制の遠隔温度監視を実現することができます。クラウド型の完全無線システムですので、工事などは不要で容易に導入ができます。プリンスホテルでは、2017年頃から宴会厨房など、食材保管用の冷蔵庫・冷凍庫を中心に当社システムの導入を開始いただき、労務軽減、および温度上昇による食品破棄の回避等に有効活用いただいております。今回のケースにおいては、システム導入までのスピードが重要でしたが、決定から約1週間でシステム稼働と非常にスピーディに導入が完了いたしました。

 

<タイムマシーンについて>

開局100年を超える調剤薬局を運営する企業からスピンアウトしたITベンチャーで、ワクチンや試薬、また治験薬などの保管庫温度を遠隔監視・自動記録するシステムを開発・提供しています。当システムは病院などにおける医薬品(治験薬、検査薬、ワクチンなど)の温度管理でご利用をいただいているのはもちろん、昨今は医療施設のみならず、食品工場や倉庫、またホテルや飲食店の様々なシーンで温度管理を行うために導入されています。

 

<タイムマシーン 代表取締役社長 前田コメント>

保管状況の不備などで、貴重なワクチンが破棄されたというニュースを見ると残念でなりません。ですので、プリンスホテル様にワクチン保管庫の温度監視でシステムをいただけることになり嬉しい限りです。今回スピーディに対応、システム導入できたのは、利用者目線での開発を重視し、大規模事業者でなくても容易に導入できる簡便なシステムを心がけてきた結果と自負しております。国民が一丸となって新型コロナ感染症に打ち勝つために少しでもご協力できればと思います。

 

<ACALA MESHの特徴>ACALA MESH の温度センサ

  • 電波干渉などが問題となるWiFi等とは異なる
    高信頼性のメッシュ型無線通信技術を利用
  • 温度センサは衛生面に配慮した防水仕様で、
    次亜塩素酸ナトリウム等による洗浄も可能
  • 冷蔵庫等の温度だけでなく、水温測定などにも対応
  • 自社製の温度センサは温度校正にも対応

 

 

 

<会社概要>

社名: タイムマシーン株式会社
代表: 代表取締役社長 前田一樹
本社所在地:東京都中央区日本橋人形町1-5-5
URL:https://tmcn.jp/
設立年:2010年2月
事業内容:IoTセンサを利用した温度管理システム、およびその他ITサービスの開発・運営