PRESS RELEASE
2021年11月24日
タイムマシーン株式会社

 

東京都主催「世界発信コンペティション」にて特別賞を受賞!
HACCP義務化でニーズが急増中
中心温度記録管理システム ACALA FT

 

温度監視記録システムを開発・提供するタイムマシーン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:前田一樹)による新サービスの中心温度記録管理システムACALA FTが、東京都が主催する「2021年 世界発信コンペティション(*)」のサービス部門にて特別賞を受賞しました。

中心温度記録管理システムの利用イメージ
中心温度記録管理システム”ACALA FT”の利用イメージ

 

雇用動向調査による職業別の欠員率
雇用動向調査による職業別の欠員率

<開発背景とACALA FTについて>

2021年6月より義務化された食品衛生の国際標準であるHACCP(**)により食品製造業はもとより、ホテルや飲食店の厨房においても厳しい温度記録や管理を行うことが義務付けられました。この厳密な記録や管理は現場の労務増大に繋がりますが、以前から食品製造やホテル飲食店においては、他業種にもまして人手不足が深刻です。このような現在の環境下において、HACCP義務化に迅速に対応するためにIoTやAIなどを駆使した最新システムを導入することは必須となってきています。

 

* :2021年 世界発信コンペティションについてははコチラ
→ https://www.tokyo-kosha.or.jp/sekai2020/compe/
**:HACCP(ハサップ)は、元々NASAが安全な宇宙食を製造することを目的として構想を始めた衛生管理手法で、Hazard(危害)、Analysis(分析)、Critical(重要)、Control(管理)、Point(点) の5文字に由来します。その後、WHO(世界保健機関)とFAO(国連食糧農業機関)が運営する食品規格委員会によって発表された国際管理基準で、日本では2021年6月から義務化されました。

 

HACCPで最も重要な記録の中に、調理加工後の食品の中心温度があります。CCP(重要管理点)と呼ばれるこの工程管理について、工場向けシステムは存在していましたが、狭い厨房では利用しづらく、実際の厨房現場では人手による温度測定と帳票への手書き記録が続いていました。手書きによる油まみれの帳票の管理は、逆に不衛生になりかねないこともあり、長年の懸案事項とされていましたが、このたび当社が開発したACALA FTは、厨房でも利用しやすい軽量・コンパクトでNFC対応したハンディタイプの芯温計で記録した温度データを、Androidベースの専用端末で読み込み、NTTドコモの携帯回線を使用してクラウドにデータ転送、調理現場のDX/ペーパーレス化を推進します。

 

 

加熱・冷却・再加熱の連続工程をモニタリング
加熱・冷却・再加熱の連続工程にも対応/ACALA MESHと合わせて利用が望ましい

<ACALA FTの導入メリット>

●人手による記録業務の削減
●記入忘れ・ミス、記録改竄を防止
●温度記録のペーパーレス化
●温度異常などの遠隔監視

 

<料金>

●初期費用ゼロ
●月額11,000円〜

 

 

 

 

<今後の展望>

新型コロナ感染症の影響でホテル飲食業界は大きな打撃を受けていますが、いずれは間違いなく復活する業界です。当社としては、労務や衛生の問題に直面している食品業界に対して、IoTやAIなどの最新テクノロジーを用いたサービスの開発と提供により、お客様の課題解決に少しでも寄与できればと考えています。工場や厨房などの食品製造現場への IT 導入は他業界と比べ、まだまだこれからの部分も多いと考えています。オフィス向けの IT システムと違い、現場の状況がブラックボックスになっていることが多いため、現場に適した IT システムが開発されていない、というのが実体ではないかと当社は考えています。タイムマシーンは、今後も製造現場のニーズを汲み取り、より便利で価値の高いシステム、サービスを開発提供し続けられる企業を目指します。

 

<当社について>

当社は、東京大学の門前に日本で最初の調剤薬局として存在する水野薬局のグループ会社として薬局を始めとする医薬品業界向けのシステム開発会社として創業。2016年には薬局事業を日本調剤に売却。主力サービスのACALA MESHは医薬品の温度管理を自動化するシステムとして開発。信頼性の高いメッシュ型無線通信技術「SmartMesh IP」を応用しており、病院などの医療施設における医薬品の温度管理ソリューションとして、また2016 年からは食品事業者にもターゲットを広げ、今回ご報告させて頂いたACALA FTなどを加えたHACCP対応に必須のソリューションを SaaS として提供しています。HACCP義務化を見据えた温度管理ニーズの急速な高まりにより、2020年度には前年度比+140%、創業来最高売上高を達成しました。

 

<温度管理システムACALAシリーズの導入企業例>

●物流倉庫:オイシックス・ラ・大地、物産ロジスティクスソリューションズ、Coedoビール(協同商事) 他
●食品工場:タカラ食品工業、井村屋、不二家、プレシア、JR東日本クロスステーション(旧JR東日本フーズ)他
●ホテル厨房:プリンスホテル、ホテルグランヴィア京都、ホテルオークラ福岡 他
●外食小売店:良品計画、活美登利寿司、西武園ゆうえんち 他

 

<会社概要>

社名: タイムマシーン株式会社
代表: 代表取締役社長 前田一樹
本社所在地:東京都中央区日本橋人形町1-5-5
URL:https://tmcn.jp/
設立年:2010年2月
資本金:5,000,000円
事業内容:IoTセンサを利用した温度管理システムおよびその他ITサービスの開発・運営

 

【本リリースに関するお問い合わせ先/導入企業への取材アレンジ依頼】

タイムマシーン株式会社
TEL:03-6264-8603 FAX:03-6264-8603 E-mail:info@tmcn.jp
代表取締役社長 前田一樹 携帯:070-2621-9688 E-mail:maeda@tmcn.jp