PRESS RELEASE

PRESS RELEASE
2021年3月9日
タイムマシーン株式会社

 

 

AIカメラによる労務軽減でHACCP義務化を乗り越える

体表温の自動監視記録&個人認証システム

ACALA FACE(アカラフェイス)

 

 

タイムマシーン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:前田一樹)は、食品衛生法改正により 2021 年 6 月から義務化される HACCP(*1)を見据えて、食品製造・加工にかかわる従業員の発熱有無を自動でチェック、AI カメラによる個人認証によって各従業員の体表温と出勤時刻を自動記録するシステム「ACALA FACE(アカラフェイス)」を2021年3月9日(火)リリース致します。

 

体表温測定&顔認識システム

 

 

■開発の背景

食品工場などの製造現場では、ハンディタイプの非接触型温度計で従業員の額を第三者(*2)が測定し、手書きで帳票の体温を記録するということを行っておりましたが、記入漏れや間違いによる記録書類の不備が、品質、および衛生管理担当者の悩みのタネでした。そこで、この問題を解決するために、体表温の自動監視記録&個人認証システムのACALA FACEは開発されました。

ACALA FACEを導入することで、手書きで発生していた記入漏れや間違いをゼロにすることはもちろん、人件費削減にも繋がります。食品工場だけでなく、ホテルや飲食店で働く従業員もHACCPに準じた個人衛生管理、つまり発熱がないかの確認は必須です。HACCP義務化により現場の記録作業は大幅に増えます。ACALA FACEでは、現場の記録作業だけでなく、紙の帳票自体も無くすことが可能で、現場および管理者負担の大幅な軽減を実現します。

 

 

■ACALA FACEについて

ACALA FACE は専用カメラに搭載した AI チップにより、映った人の顔を認識し、額よりも体温測定に適していると言われる目頭周辺を検知、該当部分の表面温度を測定記録します。また、あらかじめ従業員の顔を ACALA FACE に登録しておくことで個人認証を行うことが可能で、出退勤管理の代替となることも期待されます。顔認識と温度測定には、世界シェア No1 の赤外線カメラメーカー「FLIR Systems」の CTO も努めた経験のあるIAN JOHNSTON氏が創業した IRYX 社による高性能AI カメラを利用。米国製のため安心してご利用頂けます。

 

 

<利用シーン>

・毎日必要な従業員の健康チェックで欠かせない体温測定と記録の代替。
・体表温の測定だけでなく、顔認証機能により従業員の出勤記録も可能。

注)本製品は医療機器でありません。体温測定や診断目的での温度検知には、医療機器を使用して下さい。

 

 

<システムの特徴>

・AI カメラを利用した顔認証&体表温自動測定記録システム。
・世界シェア No1 の赤外線カメラメーカー「FLIR Systems」の CTO も努めた、IAN JOHNSTON氏がCEOを務めるIRYX社が開発した高性能カメラを利用。
・カメラに搭載されたAIチップのエッジコンピューティングによりデータを処理し、クラウドへのデータ送信量を低減しているため無線通信への負荷を低減。
・出勤時にカメラの前に立つだけで、予め登録された従業員の出勤および体表温の記録が可能。全て自動で従業員がタッチパネル操作をする必要もなくスムーズに記録完了。
・額よりも体温に近い目頭付近を検知して表面温度を測定記録。
・個人登録はマスク着用のままでも可能で、マスク着用が日常のコロナ禍でも実用的。
・個人登録もワンクリックで済むため現場への導入と運用開始までが非常にスムーズ。
・リアルタイム異常警告(管理者への通知メール)
・出勤&体表温記録の帳票を自動出力。

 

 

<料金>

・TBD

 

 

■タイムマシーンとは

タイムマシーンは、信頼性の高いメッシュ型無線通信技術「SmartMesh IP(*2)」を応用した温湿度監視記録システムを開発し、病院などの医療施設における医薬品の温度管理ソリューションとして、また2016 年からは食品事業者にもターゲットを広げ SaaS として提供しています。JR日本フーズ、井村屋、良品計画、プリンスホテルといった大手から地方の水産および食肉の加工業者、また物流倉庫など、導入企業は既に 250 社を超え、24 時間 365 日稼働し続ける温度センサは 12,000 個を優に超えています。食品製造や加工などの一次産業の現場の従業員様に日々サービスをご利用いただき、それをサポートする中で多くのご要望を頂きます。そうしたご要望にお答えするため、弊社ではいくつかの新たなシステム開発を進めており、今回の ACALA FACE リリースとなりました。

 

 

■今後の展望

製造現場、特に中堅企業への IT 導入は他業界と比べ、まだまだこれからの部分も多いと感じています。オフィス向けの IT システムと違い、現場の状況がブラックボックスになっていることが多いため、現場に適した IT システムが開発されていない、というのが実体かと思います。タイムマシーンは、今後も製造現場のニーズを汲み取り、より便利で価値の高いシステム、サービスを開発提供し続けられる企業を目指します。

 

 

*1:HACCP(ハサップ)は、「Hazard(危害)」「Analysis(分析)」「Critical(重要)」「Control(管理)」「Point(点)」の 5 つの単語の頭文字に由来する衛生管理の手法で、WHO(世界保健機関)と FAO(国連食糧農業機関)が合同で運営している食品規格委員会によって発表された国際的に認められている管理基準。日本で欧米に比べては HACCP 導入が遅れているが、HACCP において冷蔵庫の温度管理や、健康チェック(従業員の体温記録)は必須となっている。

*2:不正を避けるため温度測定の対象者が自ら測定することを許さない事業者が多い

*3:高い信頼性と省電力性を持つワイヤレス通信規格で、下図のようにセンサ自身中継機として親機とその他センサ間の通信を補う。各センサは自律的に最適なネットワークを構築し、従来の無線通信方式では届かない広範囲までのデータ収集を可能にする。

 

 

【会社概要】

社名: タイムマシーン株式会社
代表: 代表取締役社長 前田一樹
本社所在地:東京都中央区日本橋人形町1-5-5
URL:https://tmcn.jp/
設立年:2010年2月
資本金:5,000,000
事業内容:IoTセンサを利用した温度管理システムおよびその他ITサービスの開発・運営

 

 

 

【問い合わせ先】

タイムマシーン株式会社
TEL:03-6264-8603 FAX:03-6264-8603 E-mail:info@tmcn.jp
代表取締役社長 前田一樹 携帯:070-2621-9688 E-mail:maeda@tmcn.jp