PRESS RELEASE
2022年4月19日
タイムマシーン株式会社

 

「沖縄プリンスホテル オーシャンビューぎのわん」
食の安全・安心、業務効率化に貢献する自動温度監視システム
“ACALA MESH”でHACCP義務化に対応

 

 

食品製造業へのIoTサービスの提供を通じて、SDGsへの貢献を掲げるタイムマシーン株式会社(本社 東京都中央区、代表取締役社長 前田一樹)は、自社開発のIoTセンサを用いた温湿度監視記録システムACALA MESH(アカラメッシュ)を株式会社西武・プリンスホテルズワールドワイド(本社 東京都豊島区、代表取締役社長 小山正彦)が2022年4月12日に開業した「沖縄プリンスホテル オーシャンビューぎのわん」に導入いたしました。

 

沖縄プリンスホテルと温度センサ

 

 

■施設概要

【名 称】 沖縄プリンスホテル オーシャンビューぎのわん
【開業日】 2022年4月12日(火)
【所在地】 沖縄県宜野湾市真志喜3-28-1
【アクセス】 那覇空港から車で約30分
【階 数】 地上14 階
【客室数】 340 室(全室がテラスを備えたオーシャンビュー)
【付帯施設】 レストラン、クラブラウンジ、プール、スパ、フィットネス、大浴場など
【公式Web サイト】 https://www.princehotels.co.jp/ginowan/

 

 

■HACCP(ハサップ)

「Hazard(危害)」「Analysis(分析)」「Critical(重要)」「Control(管理)」「Point(点)」の5つの単語の頭文字に由来し、1960年代のアポロ計画で宇宙飛行士が食中毒にならないような食品の製造管理方法としてNASAが考案した衛生管理手法を発展させた。現在は、WHO(世界保健機関)と FAO(国連食糧農業機関)が合同で運営している食品規格委員会によって発表された国際的に認められている管理基準で、欧米に遅れて日本でも2021年6月から義務化された。HACCPで、最も重要な要素の1つが食品の温度管理だが、食品製造現場では以前から人材不足や労務改善が課題となっており、HACCP対応による作業増で現場の負担は更に増す。当社が提供するACALA MESHは、現場の労務軽減および、人手に寄らない(改ざん不可で)信頼度の高いデータ収集を可能とするため、食品製造に関連する様々な業態で急速に導入が拡大している。

 

 

 

西武・プリンスホテルズワールドワイドではこれまで、東京プリンスホテル、品川プリンスホテル、軽井沢プリンスホテルなど、既に複数施設でACALA MESHを導入いただいています。

 

東京プリンスホテルおよびザ・プリンス パークタワー東京において、調理場スタッフへのアンケート調査を行った結果では、「帳票作成時間の削減ができた」、「確実な温度で食材管理ができた」、といった現場の声による導入効果も確認できました。またACALA MESHを導入したことで、冷蔵庫や冷凍庫の故障、扉の開けっ放し、コンセント抜けによる電源落ちなどの事象がリアルタイムで検知できるようになり、食品事故や食品ロスに繋がる事故の防止に繋がっているという声もいただいています。

 

 

温度監視システムの導入効果
<東京プリンスホテル、ザ・プリンス パークタワー東京による調査結果>

 

 

 

グループ内で既に当社システムの導入実績があることもあり、無線センサの設置からはじまる「沖縄プリンスホテル オーシャンビューぎのわん」へのシステム導入は非常にスムーズに進みました。開業以降も現場の運用実態などに応じて手厚くサポートをさせて頂き、お客様のHACCP対応、働きやすい環境づくりに貢献して参りたいと思います。

 

 

 

■当社のSDGsに対する取り組み

 

タイムマシーンとSDGs

 

ACALA MESHは、旧来のリニアな製品製造・販売モデルとは一線を画する、PaaS(Product as a Service/製品のサービス化)モデルを採用することで、お客様への提供価値を最大化するとともに、サーキュラーエコノミーを含むSDGsに貢献しています。

★詳細:https://tmcn.jp/sustainability/

 

タイムマシーンとSDGsの関わり

 

先のアンケート結果にも見られるように、ACALA MESHはフードセーフティやフードロス回避に役立つとともに、現場の作業負担を軽減し、働きやすい環境づくりに貢献、また人手では限界のあった食品の温度管理品質を飛躍的に向上させます。

さらには、メンテナンス不足により冷却力が低下して余分なエネルギーを消費している冷蔵庫が発見されるなど、空調冷熱設備の適切な利用、ひいては無駄なエネルギー消費の抑制にも繋がるでしょう。今後は、蓄積されたデータとAI技術により、空調冷熱設備の故障検知など、新しいサービスの開発と業界の革新を目指して参ります。

 

 

■ACALA MESHの特徴ACALA MESH の温度センサ

 

  • 電波干渉などが問題となるWiFi等とは異なる高信頼性のメッシュ型無線通信技術を利用
  • 温度センサは衛生面に配慮した防水仕様で、次亜塩素酸ナトリウム等による洗浄も可能
  • 食材保管庫の温度だけでなく、加熱殺菌槽などの水温も遠隔監視・自動記録
  • HACCPに必須のセンサの温度校正にも対応

 

 

 

■タイムマシーンとは

当社は、調剤薬局のグループ会社として薬局を始めとする医薬品業界向けのシステム開発会社として創業。2016年に医薬品の温度管理を自動化するシステムとして、現在の主力サービスであるACALA MESHを開発。信頼性の高いメッシュ型無線通信技術「SmartMesh IP」を採用しており、HACCPが義務化されたことも追い風となり、現在では広く食品事業者をターゲットに完全サブスクリプションのPaaS(Product as a Service)としてサービス提供しています。

 

 

■会社概要

社名: タイムマシーン株式会社
代表: 代表取締役社長 前田一樹
本社所在地:東京都中央区日本橋人形町1-5-5
URL:https://tmcn.jp/
設立年:2010年2月
資本金:5,000,000円
事業内容:IoTセンサを利用した温度管理システム、およびその他ITサービスの開発・運営

 

 

 

本リリースに関するお問い合わせ先

タイムマシーン株式会社 前田 TEL:070-2621-9688 E-mail:maeda@tmcn.jp